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フライキャスティングの種類ってどれくらいあるの?

2014年10月8日

フライフィッシングでは、フライを投げることをフライキャスティングと呼びます

また、このキャスティングには、さまざまな投げ方があって、釣り場の状況によって変えていきます。

ここでは、入門編と言うこともあり、簡単に分かり易く、そしてよく使う種類のキャスティングだけを紹介していきますね。

最初からたくさん覚えても基礎ができていないとその後困りますからね。
なんでもそうですが、やっぱり基礎が一番大事です

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フライキャスティングの種類の基本

たくさん種類のあるキャスティングですが、初心者が最初に覚えるべきキャスティングを紹介しますね。

まず、絶対に覚えないといけないのが
ピックアップ・レイダウンになります。

これを覚えないと、まず釣りは出来ません。?いや出来る事はできるけど…。
フライラインをうまく操れません。

でも、ちゃんとフライフィッシングをやりたいのならば、ピックアップ・レイダウンだけは確実に覚えましょう^^

簡単です。
でも奥が深いです。

ピックアップと言うのは、フライラインを持ち上げて後ろに跳ね上げる動作の事です
持ち上げてと言っても手でラインを持ち上げるのではありませんよ。
ロッドを使って持ち上げます^^

ピックアップありきのバックキャストですね。

そして、レイダウン。
これは、バックキャストからフォワード・キャストに移ってロッドを振り切りラインを伸ばしきることです

早く言えば、フライラインを伸ばしたロッドを持ち上げて振り下ろすだけなんですけどね

キャスティングに関しての詳しい事は、別記事に譲ります。

一応、フライラインを持ち上げて、後ろに投げて、そして前に投げることだと理解しておいてください。

キャスティングの前に

フライラインを飛ばす前に…
ロッドの握り方(ロッドグリップ)を学ばないといけませんね。

ロッドの握り方は、基本3種類あります。

  • フィンガーグリップ(エクステンド・インデックスフィンガー)
  • Vグリップ(フリーリスト)
  • サム・オン・トップ・グリップ

この3種類です。名前だけでも覚えておいてください。

これは、それぞれに意味があります。
一つずつ紹介していきますね。

フィンガーグリップ(エクステンド・インデックスフィンガー)

この握り方は、近・中距離でコントロールと方向性を重視するときに使用されます

人差し指をグリップの真上にくるように握ります。

握り方の強さは、全てのグリップに言えることですが、本当に軽く握るだけです。
このフィンガーグリップの場合は、薬指に力が入り、人差し指は軽く添えるだけという感じの握り方になります。

Vグリップ(フリーリスト)

この握り方は、近距離でも中・長距離でも、幅広いキャスティングに利用されます

ちょうど人差し指と親指でV字を作る形から、この名前で呼ばれているのだと思います。
手首の自由が効くので細かなメンディングがしやすく、ロングキャストにも向いています。

サム・オン・トップに比べると少し手首を外側にひねった状態で握り、人差し指を親指がグリップの真上でV字に開くようにします。
そして自然に開いた状態が基本となります。

サム・オン・トップ・グリップ

この握り方は、遠距離でのキャストでパワーを必要とするときなどに利用されます

ですが、基本最初に覚えるグリップはこれが良いでしょう

と言うか、基本は、このグリップから始めましょう。
そして、だんだんキャスティングに慣れてきたら他のグリップもできるように練習しましょう。

まずは、このサム・オン・トップ・グリップからですね。

親指をグリップの真上に持っていくので、他の握り方に比べて手首の自由が効かないです。

そのためおかしい動き方もしにくいので、キャスティングの時の手首の動かし方をマスターしやすいんです
ですので、この握り方が基本と言ってもいいでしょう

一番力の入る部分は、薬指の付け根になります。
手のひらで握ると言うよりも、指で握る感覚に近いですね。
人差し指と中指は軽く添えるだけになります。

そして大事なのが小指の付け根部分。
このサム・オン・トップ・グリップでは、薬指と小指の2本が力を入れる中心となります

親指は、あくまでもロッドのふらつきを押さえる程度の力を入れる感じで良いです。

フライキャスティングの練習の仕方

冒頭でお話しした、ピックアップ・レイダウンですが、もう少しだけお話ししますね。

フライキャスティングのエッセンスと呼ばれるものは、このピックアップしてレイダウンするというたった2つの動作の中に凝縮されています

手首、そして腕の使い方、また、力の入れ方やポーズの取り方、それとタイミングまで、フライキャスティングの全ての要素がこのピックアップ・レイダウンに詰め込まれています

初心者の方は、面白くないかもしれませんがこのピックアップ・レイダウンをみっちりと練習されてください。

私もたまにキャスティングがおかしくなります。
まあ下手なので当然なのですが(汗)

特にロッドを変えたときにおかしくなるので、まずはピックアップ・レイダウンとフォルスキャストを15分くらい練習します。

そうするとロッドにも慣れ、少しはマシに投げられるようになります。
絶対にお勧めです!

このピックアップ・レイダウンに関して、ほんのちょっとだけ付け足しをさせて頂きますね。

もうちょっとだけ、詳しい順序を!

ピックアップ・レイダウン

  1. スタンバイ(スタート時)
  2. ピックアップ
  3. ストップ
  4. ポーズ
  5. レイダウン
1.スタンバイ

まず、8メートルくらいのラインをまっすぐに伸ばした状態からスタートします。
きっと10メートルだと長く感じると思うので…。

ロッドの位置は、地面に対して水平に構え、左手にラインを持つか、もしくはグリップを握る手と共にラインを挟んでおきます。

私は、初心者の方も初めから左手に持っておいた方が良いと思います。
後々楽になると思いますよ。

ロッドは、グリップエンド(ロッドを持つ手の部分の端)が腕に付くくらい強めにリストを閉めて下さいね。

ただし、グリップを強く握りしめるのは禁物です
そして、この状態からピックアップに入ります。

なんか難しいですね。カタカナばかりで…。すいません。
後日、用語集も作りますので(汗)

2.ピックアップ

スタンバイの続きです。

リストを閉じたまま、肘を使って腕全体でロッドを真上に持ち上げます
本当は後ろへと言いたいのですが、後ろを意識するときっとリストを開くことになってしまいます。

リストを開くとは、グリップエンドと腕の間が広がってしまう事ですね。
これは、絶対に気をつけるようにして下さい。

この癖が付くと将来的に直すのに、相当苦労することになります。

一応、ピックアップはリストを閉じて真上に持ち上げる気持ちで行うと覚えておいて下さい。

実際には少しは、リストは開くのですけど、今は閉じてと言うことを意識して下さいね。

3.ストップ

これは、そのままの意味ですね。

ロッドが身体の大体、真横にきた時点で腕の動きをストップさせます
でもストップと言ってもバシッと急激にロッドを止めるのではなくて、スッと力を抜く感じですね。

そして、このときピックアップで説明したように、自然とリストは開きます。
ただ、絶対に開きすぎには気をつけて下さい

意識はグリップエンドが腕にくっついている感じでおいて下さいね。
ちなみに開きすぎなリストのことを、オープンリストと言います。
一応、知識として^^

4.ポーズ

ポーズもそのままの意味で、一時停止の意味ですね

ストップは動いているものを止める意味。
ポーズは止めたものを、ちょっと維持している感覚でしょうか

このポーズも本当に、ほんの少しの時間なんですけれどね。

このポーズをとる意味は、バックへのラインループがきちんと伸びるのを待つためなんですね。

これを充分に取らないでフォワード・キャストに移ると、確実にラインが失速します
そして反対に取りすぎても、ラインは失速します。

この間合いが難しいところですね。
でもこのタイミングは、練習で感覚を掴むしかありません。

5.レイダウン

このレイダウンは、振り上げたロッドをスタンバイ時と同じ状態まで振り下ろすことを言います

でも、ただ振り下ろすだけではダメですよ。
リストを効かすことが大事になってきます

振り下ろす時に一緒にリストを閉めます。
またこのタイミングもあるのですが、一気に閉めるのではなくて、振り下ろした時点で閉め終わっている感覚です。

なかなか理想通りにいきませんが、理想に近づけるように練習あるのみです。

レイダウンの時は、飛ばそうという意識は必要ありません。
飛ばそうとすると必ずと言って良いほど失敗します。

飛ばさなくてもいいんです。
勝手にラインは伸びていきますから

スタンバイの位置に戻るだけです。ここを強く意識しましょう

最後に、大変お待たせしました。
フライキャスティングの種類の名前だけ挙げておきますね。

  • フォルス・キャスト
  • サイド・キャスト
  • バックハンド・キャスト
  • ロール・キャスト
  • スティープル・キャスト
  • スロープタワー・キャスト
  • フィギュアリング・キャスト
  • スペイ・キャスト
  • サークル・キャスト
  • パラシュート・キャスト
  • スイッチ・キャスト
  • バックキャスト・シュート
  • ボー&アロウ・キャスト
  • カーブ・キャスト
  • スラック・キャスト
  • リーチ・キャスト
  • メンディング
  • ロール・メンディング
  • フリッピング
  • ロール・ピッキング
  • スパイラル・ピッキング
  • シングル・ホール
  • ダブル・ホール
  • シュート

などがキャストの種類になります。
一応、言葉だけでも知っておいて下さい。

また、別記事でシュートとフォルスキャスト、そしてダブルホールに関して書いていますので見てみてくださいね。

他にもキャスティングのバリエーションに関して書いて見ましたので、ここに挙げてある種類でよく使うものに限定していますが、参考にしてください。

ピックアップ・レイダウン、これが本当に基本の基本になります
ぜひともマスターして下さいね。

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