フライリーダーの太さと選び方!ティペットの選び方は?
フライフィッシングのシステムとして大事な部分。
それが、フライラインの先に付いている、フライリーダーとティペットですね。
この部分がないと、フライラインだけでは釣りは出来ません。
ここでは、その大切なフライリーダーと太さの関係や選び方、そしてティペットに関して簡単に見ていきましょう。
フライリーダーとティペットの選び方
フライフィッシングで使われる、フライリーダーと呼ばれるものにも、種類が色々とあります。もちろんティペットにも…。
フライリーダーはノットレス・リーダーが一般的
フライリーダーもフライラインと同様にテーパー構造となっているのが一般的です。
このテーパー構造は、ラインから伝わってきたパワーを先端部にまで伝えて、先に付いているフライをきちんとターンオーバーさせるためのものなんですね。
太い部分、そして細い部分を比較すると、その太さの違いは、相当あります。
この太い方をバット部、細い方をティペット部と呼んでいます。
普通は、この市販のリーダーを使いますが、リーダーを手作りする人も中にはいます。
太さの違うモノフィラメントを何段階も繋ぎ合わせてテーパー状にして作ります。
繋ぎ合わせますから、結び目が出来ます。
ですから、この方法で作ったリーダーのことを、ノッテッド・リーダーと呼びます。
それに対して、市販のリーダーは全く結び目がなくなめらかなテーパー状になっているので、ノットレス・リーダーと呼びます。
それと市販のものには、きわめて細いナイロン糸を撚り合わせてテーパー状にしたプレイデッド・リーダーと呼ばれるものもあったりします。
このプレイデッド・リーダーは、ターン性能には非常に優れていますが、ラインとリーダーとの着脱がやや面倒になるのが難点です。
これらのものから見るとやっぱり、汎用性の高いノットレス・リーダーが使い勝手も取り扱いも良いのでオススメです。
フライリーダーは太さと長さによって種類があり状況で使い分ける
フライリーダーの長さは、フィート表示で表されます。
そして太さは、X表示されます。
太さに関しては、通常10X~0Xまで、これはフライラインとは反対に、数字が大きくなるに従って細くなります。
そうですねぇ~
一般渓流では、5Xを中心として4X、そして6Xが多用されるのではないでしょうか?
ただ、非常に魚たちが擦れている場合、7Xとか8Xなども使用されます。
上手な方になるともっと細いものを…。
私には、扱えません。
フライリーダーは、使うフライサイズとの適合を考えて選ぶのが原則です。
大きいフライを使うならば、やはり太いリーダーを使うのが一般的です。
市販されているフライリーダーの長さは、7.5ft、9ft、9.5ft、12ft、それと16ftなんてのもあります。
これらは、状況に応じて使い分けるためですが、実際には9~12ftのものが一般的といえますね。
ちなみに9ftのものはティペット部は、約50センチ、12ftのものは約90センチとなっています。
12ftよりも9ftの方がテーパーがきつい上に、ティペット部分が短いために、力が先端まで伝わりやすくなります。
ですので、ターンオーバーだけを考えた場合は、9ftの方が有利と言うことになるんですが…。
実際には、そんなに簡単でもないんですね^^
リーダーは、フライの交換を重ねるに従ってティペット部分が、自然と短くなります。
なので短くなりすぎる前にティペットを継ぎ足す必要があります。
目安としては、40~50センチほど短くなったらでしょうか?
通常フライを7~8回交換すると、約30センチほどは短くなりますね。
一応の目安として頭に置いておいてください。
私は、もうこの段階に来る前にティペットを付け足します。
ティペットは必須のものです
フライフィッシング専用のティペットは、同じ太さ(均一)のモノフィラメントがスプールというものに30メートルほど巻かれた状態で売られています。
フロロカーボン ティペット マテリアル リーダー ケース付 50m 【ゆうパケットOK】 532P16Jul16 |
フライリーダーと同じく、このティペットもX表示で太さが表されています。
数字が大きくなるに従って細くなっていきます。
ティペットも今では、11Xなんて細いものもあるようですが、一般的には8Xと考えていて良いと思います。
ですので、8X~0Xまであって、一般渓流ではリーダーと同様、6X~4Xが多用されています。私は渓流の上流部では6Xか7Xを使います。
リーダーに関しての補足なんですが、リーダーにも材質的に軟らかいものから硬いものまであります。
軟らかいものは、流れに馴染みやすいといった利点があるんですが、その反面、非常に空気抵抗を受けやすいので、ターンオーバーがしにくくなってしまうといった点がちょっと難点です。
これに関しては、長さについても言えて、短ければキャスティング面では有利だけれども、流れの影響を受けた場合は、もろに影響を受けるので非常に不利です。
ですので、その辺は、釣りをしながら微調整が必要ですね。
最初は、最低でも6X、5X、4Xの三種類のティペットを用意しておけば、まずは大丈夫だと思います。
後は、後々慣れてきたら、色々なティペットを状況に合わせて使っていくと良いと思いますよ。
長さも調整しつつ、自分が使いやすい長さを早く見つけられると良いですね^^