/** **/フライフィッシングでのライズってどんなもの? | 初心者のためのフライフィッシング入門ガイド

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フライフィッシングでのライズってどんなもの?

2015年2月25日

よくフライフィッシングでは、ライズイブニング・ライズって言っているけれども、ライズって一体何なのだろう?

そんな疑問を持ったことありませんか?

そんな疑問に簡単にお答えしていきたいと思います。

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ライズとは?ライズを狙う釣りはエキサイティング!

まず、ライズとは?
どんなことを言っているのでしょうか?

簡単に…。
トラウトは、水面、もしくは水面直下を流れてくる昆虫などを補食するときに、水面上に口先を出して餌を補食します。

この補食する行動のことを、一般的にライズと呼んでいます。
そして、そのライズをしたときに、生じる波紋のことをライズ・リングと言います。

このライズにもほとんど口先が見えないような本当に静かなライズ、そして体を反転させながら大きな波飛沫を立てるようなライズまでいろいろとあります。

そんな種類と言うのか分かりませんが、ライズにはいくつかのパターンがありますので、それらを見ていきましょう。

ディンプル・ライズ

別名をシッピング・ライズとも言います。
このライズの特徴は、えくぼ(ディンプル)のような静かなライズをするところです。なので良く見ていないと見過ごすことが多いかもしれませんね。

餌の多くは、ユスリカのような小さな虫とか、水面下を流れるものを補食体勢が十分な状態で補食する場合に見受けられます。

ボイリング・ライズ

このライズの特徴は、ちょうどお湯が沸騰(ボイル)したような感じで、ゴボッといった結構大きなライズですね。

餌を補食するのに補食体勢が十分な場合だとか、餌が大きなサイズの場合だったり、カディスピューパなどを追い食いしている時などに見受けられます。

スプラッシング・ライズ

これは、もう説明するまでも無い感じですが、絶対にそこに魚がいるってすぐわかるライズの仕方ですね。そして、そのライズ。実は、失敗のライズだったりもします^^
ハデな水しぶきを上げるライズです。流れてくる昆虫の種類に関係なく、補食体勢が不十分であわててアタックした時などに多く見受けられます。
これは、見つけやすいですね。

ライズを狙う釣りはシビアな釣りでもあります

ライズがあるのは、必ずそこに魚がいるということですね。だからと言って絶対に釣りやすいとも言えません。

反対にライズがある場所の方が難しいなんてこともあるんですよね。

でも、魚が必ずいるわけですから、そこを攻略すれば、なんとかなるもんです。そのためのフライフィッシングです。

また、日本語が変?

一般渓流では、5月以降に日中に流下していく昆虫類が少ないので、ライズを探しつつ釣り上がる、もしくは釣り下がるなんてことも少なく…。

反対にフライを流して、人為的にライズを起こさせるといった釣り方になるのが普通です。

まあ、たまに大量の水生昆虫のハッチが至る所で同時に起こったり、以前話したことのある、羽蟻の大群が飛んできたりとか、いったときに同時多発的にライズが起きることもあります。

そうですね、シーズン初期の頃なら日中に、そして盛期以降なら夕方に、それらが多く見られますよね。夕方に見られるものをイブニング・ライズといっていますけど、本当にその場にいる者にしかわからない興奮する瞬間ですね。

イブニング・ライズにしても羽蟻や、大量の水生昆虫のハッチが起こる時って、本当に特定の水生昆虫を選別して渓流魚は、補食しているので、そのハッチしている水生昆虫をイミテートした、フライを使用しないと全く釣れないなんてこともあります。

また、各ステージを選り好みしたりしていることもあって、例えば、イマージャーを補食しているときに、浮かせたダンのイミテーションフライを送り込んでやっても無視されることがほとんどです。

そういった意味で、ものすごくシビアな釣りになったりしますので注意が必要ですね。

マッチ・ザ・ハッチはフライフィッシングの原点

こんな感じで、補食されている水生昆虫のハッチ、そして種類とステージを見抜いて、それらを完全にイミテートしたフライを使うことをマッチ・ザ・ハッチ(math the hatch)と言っています。

ハッチ。
羽化にマッチさせると言う意味で、マッチング・ザ・ハッチとかハッチ・マッチとも言われます。

マッチ・ザ・ハッチこれが、フライフィッシングの原点と言える考え方なんですね。
だからこそ、フライのイミテートがどんどん精巧に改良されて作られています。

販売されているものの中には、本当にこれがフライ?って思う物もありますからね。人の技術って凄いです!

広義の意味でのフライを考えると、このマッチ・ザ・ハッチを基本として考案された物ばかりですからね。羽化のために浮上しようとしている状態を模してウエットフライが生まれて、脱皮に成功した亜成虫や成虫を模してドライフライが生まれたわけですから、本当にフライは全てがマッチ・ザ・ハッチの考え方に沿って生まれた物です。
ただ、現在では、ちょっと、「マッチ・ザ・ハッチ」と言う意味合いが変わってきているのかもしれません。

フライだけではなく、テクニック、そしてシステムも一般渓流で釣りをするスタイルとは、違った部分が多いのも事実で、独立した釣り方と考えた方が良いかも知れませんね。

複数の魚が水面で活発にライズをしているわけですから、初心者の方は釣るのは簡単だろうとほくそ笑んだりするのかもしれませんが、実際にはフライフィッシングを行う上でも、最も難しい釣り方であるのかもしれません。

そして、技量、テクニック、経験を要します。
シビアと言われる状況になれば、なるほど、フライのサイズ、カラー、スタイル、浮き方、これら全てをマッチさせる。

そんな状況が必要です。そしてナチュラルドリフトが欠かせません。

だからこそ、釣り上げたときと言うのは、本当に嬉しいものです^^

フライフィッシング、止められない原因ってこんなところにあるのかもしれませんね…。

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