テンカラ釣りとフライフィッシングの違いって？

2014年10月15日2022年7月20日

日本の伝統的なテンカラ釣りと、フライフィッシングはどう違うのか？
また、テンカラ釣りの毛鉤とフライフィッシングのフライとはどう違うのか？

結構良く聞かれる質問ですよね。

ですが、私は、正直テンカラに関してはあまり詳しく知らなかったりします（汗）
いま、知っている限りのことをここでは、簡単にお伝えいたしますね。

テンカラ釣りとは？

テンカラ釣りとは、先に挙げたように日本の伝統的な毛鉤釣りの事を指します。
主に渓流の上流域を釣場としていて、フライフィッシングと同じようにマス属を狙います。

テンカラはもともと、川漁師が沢山の魚を手返し良く釣るために考え出された釣り方です。
フライフィッシングはゲーム、テンカラは職業といった違いになるのでしょうか？

昔は、ちょっと山に入れば、自然の魚も多くいたのでしょうし、たくさん釣れたのでしょうね。

ですから手返し良く釣る方法を考えたら、本物の餌を付けるのではなく、疑似餌になったんだと思います。

そして、漁師さんですから、量を釣らないといけません。
量が釣れなければ商売になりませんからね。

現在では、テンカラに関しても、漁と言う意識もあまりなくなり、こちらもゲームフィッシングに近いものになってきているのではないでしょうか？

実際にテンカラ釣りもできるような管理釣り場もあるくらいですからね。

これは、フライフィッシングにも共通する部分もありますが、テンカラの釣りは、毛鉤を水面直下から底を流すような毛鉤の使い方をします。

毛鉤を目で追うのが大変かもしれません。
そのために色の付いたラインを使っているのだと思います。

また目が悪くて見えない場合には、ラインに目印を付けてやると良いかもです。
テンカラの専門家の方にすれば何を言ってるんだと思われるかもしれませんが（汗）

私がするならば確実に付けますね。
フライフィッシングでも水面下を漂わせるニンフフライを付けた釣りをするときには、マーカーを付けて釣りますので…。

私も本当に年々、目が悪くなってきてドライフライだったとしても、特に小さなフライを追うことが難しくなってきています。
たまに知らない間に釣れていたなんてこともあったり＾＾

テンカラにも普通の釣りとは違う独特のシステムがあります。

まず、竿ですが、テンカラ専用の竿を使用します。
これは、普通の渓流竿でも代用出来るようですが、やはりテンカラをやるなら専用竿が良いと思います。

長さは3～4メートル以上まで色々とあるようですが、標準は3～3.5メートルみたいです。

フィートにすると10～11.5フィートくらいでしょうか？
フライフィッシングだと、長さ的には、中流域とか湖や海用のダブルハンドってところでしょうか？

フライフィッシングをする場合、渓流では余り長いロッドを使う方はいません。
反対に源流に近くなるほど、どんどんロッドが短くなるような気がします。

ラインもテンカラ専用のラインがあります。
色つき（グリーン、オレンジ）のフロロカーボンだったり、ナイロン、フロロカーボンのより糸などがあるようです。

レベルラインやテーパーラインと呼ばれるものを自分の好みで使っているようですね。

テーパーラインは、フライフィッシングで言うところのテーパーリーダーを思い浮かべると分かり易いかもしれません。

素材がナイロンで、何本か束ね、編んで作ります。
先に行くほど編む本数を少なくします。
そうやってテーパーを作って行くのですね。

そうそう昔は、テンカラのラインを馬のしっぽの毛で編んで作っていたそうです。

このテーパーラインの特徴は、竿先の方が重く毛鉤に近くなるほど細くなって力が伝達しやすくて、ちょうど鞭を振っている感覚だそうです。

この辺もフライフィッシングで言うテーパーリーダーに近いですね。

そしてレベルラインですが、先から最後まで同じ太さのラインの事を指して、主にフロロカーボン製のラインを使います。

私は使ったことがないのでわかりませんが、扱いづらいらしいです。

次に毛鉤。

これの作り方は、フライフィッシングと同じ要領でタイイングバイスを用いて、ハックルなどを針に巻き止めていきます。

毛鉤自体はフライフィッシングで言うところのウエットフライのソフトハックル系みたいな感じですね。

そしてハックルはフライフィッシングのフライとは逆に向けて付けます。

ざっと簡単にテンカラに付いてお話ししてきました。
何か参考になったでしょうか？

私の印象では、テンカラ釣りをされる方々って、フライフィッシング以上にシビアな釣りをされているのかなと思っています。

色々な意味で、ここに書いてあることは、テンカラ釣りの専門の方からすると違う！って叱られそうですが（汗）

フライフィッシングに関しては、このサイトを色々と見て頂けると嬉しいです。
何か新しい発見がきっとあると思います＾＾