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太平洋クロマグロとカラスフグ絶滅危惧種に指定!

2014年11月19日

太平洋クロマグロ、そしてカラスフグが IUCN=国際自然保護連合によって絶滅する危険性が増大しているとして、絶滅危惧種に指定されましたね。

この絶滅危惧種を掲載したレッドリストには、漁獲禁止なんかの法的制限はないらしいですけれど、また世界各国から圧力はかかるんでしょうね。

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絶滅危惧種とは?

絶滅危惧種ってそもそもなんなんでしょうか?
絶滅危惧種の定義から見ていきましょう。

  • 絶滅 野生ではもちろん飼育下においても絶滅している種
  • 野生絶滅 野生では絶滅している種
  • 絶滅危惧IA類 近い将来絶滅する可能性が非常に高い種
  • 絶滅危惧IB類 近い将来絶滅する可能性が高い種
  • 絶滅危惧II類 現在絶滅する可能性が高まりつつある種
  • 準絶滅危惧 現在絶滅する危険はないが、今後絶滅の危険性が高まるかも知れない種
  • 軽度懸念 上記のいずれにもあてはまらない
  • 情報不足 評価を下すのに十分な情報が得られていない種
  • 絶滅の恐れのある地域個体群 個体群としての絶滅の可能性が高いもの

※このうち、完全に絶滅危惧種と言われているのは、絶滅危惧IA類~絶滅危惧II類までのことをそう呼んでいます。

出典:ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%B5%B6%E6%BB%85%E5%8D%B1%E6%83%A7%E7%A8%AE

今回指定されたのは、日本に直接関係あるものとして

  • カラスフグIA類
  • アメリカウナギIB類
  • クロマグロII類

の3種類ですが、特にクロマグロがメディアでも多く取り上げられていますね。

マグロは、なんと言っても「寿司」でよく食べられる魚ですからね。
実際、IUCNでもアジアと限定していますよね。

今は、寿司と言えば世界的にも健康食材みたいに思われている節もあって、需要が高いです。ですから日本だけに限らず世界的にもこのクロマグロ問題に関しては、影響があるような気がします。

また、今回指定されたのが、太平洋側でのクロマグロです。大西洋でのクロマグロに関しては、まだ指定はされていませんが、4年前にはワシントン条約での締結国会議に大西洋マグロも国際的な取引を全面的に禁止すべきと提案がされています。結果的には、否決されていますが。

でも、絶対に安心はできませんよね。日本が今やり玉に上がっている以上、資源管理を強化して行かなければ、今後すべての場所でのクロマグロに規制が掛かることでしょう。

今、対策を練らないと、本当にクロマグロ自体がいなくなる可能性もなきにしもあらずと言うところでしょうか。

そんなことにならないよう、十分に注意が必要でしょうね。
また、消費者である私たちも、認識をきちんとしておかなければいけないと思います。

そこが一番、大切な部分ではないでしょうか…。

すべての動植物を絶滅させたのが人間とまでは、言わないまでも、実際に乱獲やらなにやらで絶滅させた歴史もあるのですから…。

今一度、個人もこのような問題に向き合うことが必要なのではないでしょうか。

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