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フライタイイング入門ニンフフライのマテリアルの種類は?

2014年11月22日

フライタイイング入門マテリアルシリーズ、まだ続きます。今回はニンフフライに関して書いて行きますね。ニンフもドライフライ同様、ニンフィングの釣りとして、結構多用する機会がありますのでこちらも少しだけ知識として入れておいて頂ければと思います。

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ニンフフライのタイイングで使うマテリアルの種類は?

ニンフフライで使うマテリアルは、先日書いたフライタイイング入門 ドライフライのマテリアルの種類は?使い方は?にある、ドライフライ用のマテリアルで大体はまかなうことが出来ます。

また、フライの中では一番少ない数のマテリアルで済むのではないでしょうか?
もう言ってしまえば、2~3種類で事足りるかも知れませんね。大袈裟でしょうか(汗)

では、簡単に部位別に見ていきましょう。

ウイング(ケース)材

ニンフフライには、ウイング・ケースと言って羽化前の水生昆虫の羽が収まっている部分があるんですが、結構重要となっている部分だと言われています。でも実際は、どうなんでしょうね…。ウイング・ケースがないものでも釣れたりしますからね…。魚のみぞ知る。ですかね^^

ウイング・ケースの素材に使われるのは、グース(ガチョウ)やマラードダックなどのクイルやフェザントテールなどが多く使われます。

他にも最近では、どうなんでしょう? シマザキ・ウイングやビニールなどを使っているのが流行っていました。私は、一番安上がりで丈夫だった梱包用のビニール紐に色を黒く塗ったり茶色くしたりして、当時よく使っていましたね。まあ今でも使うんですが…。皆さんは、いまでも使っているのかなぁ~?

他には、CDCなんかも結構な割合で使っていましたね。

やはり「気泡」が鍵らしいのですが…。表現するのは難しいですね。

あと、フローティングニンフには、ドライフライ同様、カーフテールやポリヤーン、エアロドライウイングなどが使われます。

また変わったところでは、発砲樹脂やウレタンを使うことも結構多いかもしれません。
これ、ちょっとやそっとじゃ沈みません! 壊れません!
ドライフライにも応用出来ますね。
でも、結構フッキングが悪かったり、見破られたりすることもあるかも…。

現役で使われている方もまだ、多いのではないでしょうか?

ボディ材

一般的に使われているのは、ニンフ用のダビング材ですね。これ、ドライ用とは違って、吸水性もあって比重も重いんですね。なので沈みやすく出来ています。いろんな会社から沢山の色が出ています。すべてを揃えなくとも茶系、オリーブ、グレイなどのほんの数種類で良いと思います。

でも一番使われるのは、ヘアズイヤー(野ウサギの耳の部分)じゃないですかね? 私は結構これの出番が多いです。これは、あくまでも私が作るフライがヘアズイヤーを素材として作るものが多いからですが…。まあ他にも先ほど挙げた色は、作るようにしています。

他には、オーストリッチ(ダチョウの尾羽根のハール)を使ったり、これはメイフライのギル(えら)を表すのに良く使われますね。それとカディスピューパのヘッドにも使われます。

後は、ラビット・ファーとかマスクラット・ファーなどのウサギの毛ですね。ファー、ファー言ってますけど、このファーってボディヘアーの生え際に密生する柔らかくて細かなアンダーファーのことを言います。非常に使い勝手が良くて私は多用します。

また、先ほど挙げたヘアズイヤーの場合には、毛足の短いヘアーをそのまま取り付けます。結構、短いんでダビングワックスを使わないとボロボロとこぼれてくるかもしれません。ちなみにこのダビングワックス、使った方が良いです! スレッドも丈夫になりますし、タイイングもしやすいです。値段も数百円程度ですから。

ボディ材と呼ぶのかどうかは、ちょっとわかりませんが…。
ワイヤーがあります。ニンフのリブ(体節)を表します。またワイヤーを巻くことによって、フライの強度が上がるので巻くに越したことはありません。このワイヤーには、3色の色があります。ゴールド、シルバー、カパー、それぞれメダルじゃないですけど、金、銀、銅色ですね。

また、レッド・ワイヤーと呼ばれるものがありますが、それはこれらのワイヤーとは違って、重りになります。ワイヤー状になっているので、タイイングの段階であらかじめフックのシャンク部分に巻き付けて使います。フライが出来上がってからでは、巻けないので必ずタイイングの前に^^

まあフライを沈めたいときには、板錘や粘土状のものもあるので忘れても問題ないんですが。

テール材

テール材は、ガードヘアーの他に、ハックルファイバーなども使われます。ですが、ニンフフライの場合には、フェザー類のグレーマラードとかレモンウッドダック、パートリッジなどが多く使われます。これもドライフライで使っているものですね。

そうそう、これらのパートリッジなどは、レッグ材(脚になる部分)やカディスピューパの触覚などとしても使われていますね。でも厳密に言うとカディスピューパは、ニンフフライとは、言わないかも知れません。どちらかと言うと、イマージャー系ウエットかも…。

ニンフフライに関してのマテリアルをご紹介させて頂きました。
次は、このフライタイイング入門シリーズ、イマージャー系ウエット伝統的ウエットフライのマテリアルに関して紹介させて頂きますね。

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