北海道の釣りにも解禁と禁漁期間があった!禁止河川一覧
北海道はどこの河川や湖、そして海でも魚を釣り放題!
なんて思われている人も多い様ですが、実はいろいろと制限があります。
この決まり事を守らないと最悪逮捕などと言うこともあり得ますのでご注意を…。
新しく北海道の主要な渓流・河川・湖の一覧表をEXCELで作りました。
もし、必要であれば、ダウンロードして下さい。
北海道の釣りの禁漁期間と禁漁河川一覧
一応、下記にフライフィッシングでも関係してくる河川と湖を上げておきますね。
ここでは、海は除外させて頂きます。
たまに禁漁河川で釣り糸を垂らしている人を見かけますが、絶対にやってはならない行為ですよ!
それにそんな人達は、他の釣り人からすぐに通報されてしまいます。
気を付けましょう!
そして、見回りの監視員さんがいますので見つかったら…。
但し、資源保護水面の場所では、禁止されている魚以外(さけ、ますは除く)は、釣りをしても大丈夫です。
一番気を付けないといけないのが、全面禁漁(すべての水産動物の捕獲が禁止)の河川です。充分気をつけて下さいね。
保護水面など規制河川等一覧
- 河川名
- 禁止期間
- 禁止区間
- 保護区分
- 保護水産動物
と言った形で、下記に書いて行きますので参考にしてください。
石狩振興局管内
- 千歳川
- 8月21日~10月31日
- 根志越橋~さけ・ます捕獲施設(インディアン水車)間の本流
参考pdf - 内水面委員会指示
- すべての魚類
- 厚田川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 支笏湖(全域)
- 9月1日~5月31日
- 参考pdf
- 内水面漁業調整規則
- ヒメマス(チップ)
- 支笏湖(一部)
- 6月1日~8月31日
- 参考pdf
- 内水面漁業調整規則
- ヒメマス(チップ)
後志総合振興局管内
- 千走川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 積丹川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 古宇川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 泊川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 余別川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 尻別川支流目名川
- 周年
- 本支流
- 参考pdf
- 内水面委員会指示
内水面漁業調整規則
資源保護水面 - ヤマメ
- 大平川
- 4月1日~12月31日
- 本支流
- 資源保護水面
- ヤマメ
檜山振興局管内
- 須築川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 後志利別川支流メップ川
- 周年
- 後志利別川とメップ川の合流点にある標柱より上流のメップ川の本支流
参考pdf - 保護水面
- すべての水産動物
- 太櫓川
- 周年
- 太櫓川河口に設置された標柱から上流の小川との合流点までの区域
参考pdf - 保護水面
- すべての水産動物
- 太櫓川支流小川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 突符川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 姫川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 石崎川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 臼別川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
渡島総合振興局管内
- 見市川
- 周年
- 見市川本流の第2砂防ダムまでの区域
見市川との合流点から上流のテテホリ川の区域
見市川との合流点から上流の岩淵川の区域
見市川の合流点から冷水沢川治山ダム堰堤までの冷水沢川の区域
見市川との合流点から上流1,100メートルの治山ダム堰堤までの二股川の区域
参考pdf - 保護水面
- すべての水産動物
- 大鴨津川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 小鴨津川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 及部川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 汐泊川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 茂草川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 原木川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
日高振興局管内
- 日高幌別川
- 周年
- 西舎橋上流端から上流の日高幌別川の区域(春別川とシマン川とメナシュンベツ川の合流点までの本支流)
参考pdf - 保護水面
- すべての水産動物
- 日高幌別川支流春別川
- 周年
- 本支流
参考pdf - 保護水面
- すべての水産動物
- ニカンベツ川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 歌別川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
十勝総合振興局管内
- 糠平湖
- 周年
- 糠平湖及びここに注入する河川
参考pdf - 内水面区画漁業権
- ヤマメ
- 然別湖
- 周年
- 然別湖の北側の区域及び北川の然別湖に注入する全河川
参考pdf - 内水面区画漁業権
- すべての水産動物
※然別湖では、年に2度、「然別湖特別解禁」(2014年で10周年)を開催しています。
6~7月、9~10月の内、約50日間のみ環境省から釣りが許可されています。釣った魚はすべてリリースです。
グレートフィッシング然別湖や北海道の然別湖でミヤベイワナ釣り解禁!!、然別湖ミヤベイワナ冬期解禁!決定!!も合わせて読んで見てくださいね。
釧路総合振興局管内
- 摩周湖
- 周年
- ニジマス、ヒメマス
- 風蓮川支流姉別川
- 5月1日~12月31日
- 本支流
- 資源保護水面
- ヤマメ
根室振興局管内
- 西別川
- 周年
- 西別川河口に設置された標柱から上流の西別川とオンネベツ川の合流点までの区域
西別川とシカルンナイ川の合流点から上流のシカルンナイ川の本支流
西別川とオンネベツ川との合流点から上流のオンネベツ川の本支流の区域
参考pdf - 保護水面
- すべての水産動物
- 別当賀川
- 5月1日~12月31日
- 本支流
- 資源保護水面
- ヤマメ
- 標津川支流武佐川
- 5月1日~12月31日
- 本支流
- 資源保護水面
- ヤマメ
- 春苅古丹川
- 5月1日~12月31日
- 本支流
- 資源保護水面
- ヤマメ
オホーツク総合振興局管内
- オンネベツ川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 止別川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 幌内川
- 周年
- 幌内川河口から発電所貯水池堰堤(幌内ダム)までの本支流
参考pdf - 保護水面
- すべての水産動物
- 奥蘂別川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 斜里川
- 8月1日~12月31日
- 河口~(社)北見管内北海道さけます増殖事業協会捕獲採卵場の捕獲施設
参考pdf - 保護水面
- すべての魚類
- 斜里川支流エトンビ川
- 5月1日~12月31日
- 本支流
- 資源保護水面
- ヤマメ
- 興部川
- 5月1日~12月31日
- 興部川と支流ウツツ川の合流点から支流ペンケ川の合流点にいたる間の興部川の区域
参考pdf - 資源保護水面
- ヤマメ
- 渚滑川支流ウツツ川
- 5月1日~12月31日
- 本支流
- 資源保護水面
- ヤマメ
- 興部川支流ペンケ川
- 5月1日~12月31日
- 本支流
- 資源保護水面
- ヤマメ
宗谷総合振興局管内
- 増幌川
- 周年
- メグマ川を除く本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 下苗太路川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 北見幌別川支流パンケナイ川
- 5月1日~12月31日
- 北見幌別川と支流パンケナイ川の合流点から上流のパンケナイ川本支流の区域
参考pdf - 保護水面
- ヤマメ
- フーレップ川
- 5月1日~12月31日
- 枝幸町字風烈布1番地と1208番地の標柱を結ぶ線から上流のフーレップ川本支流の区域
参考pdf - 資源保護水面
- ヤマメ
留萌振興局管内
- 信砂川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
- 暑寒別川
- 周年
- 本支流
- 保護水面
- すべての水産動物
上川総合振興局管内
- 朱鞠内湖
- 周年
- 朱鞠内湖及び注入する河川の本支流
参考pdf - 資源保護水面
- ヤマメ
- 天塩川支流パンケナイ川
- 4月1日~12月31日
- 天塩川と支流パンケナイ川の合流点から上流のパンケナイ川の本支流の区域
参考pdf - 資源保護水面
- ヤマメ
- 天塩川支流美深パンケ川
- 4月1日~12月31日
- 天塩川と支流美深パンケ川の合流点から上流の美深パンケ川本支流の区域
参考pdf - 資源保護水面
- ヤマメ
北海道のフィッシングルール
他にも鮎やヤツメウナギ、ニジマスなどに関しても保護をされている場合があります。詳しくはこちらのHP『北海道のフィッシングルール』を参照してみてください。
「知らなかったでは、済まされない」どっかで聞いた事があるような言葉ですが、私自身もすべての川に関しては知りませんでした。
今回調べて初めて知った川の名前もあります。
知らないで昔、釣ってしまっていた川もありました。
『北海道のフィッシングルール』をネット上だけではなく、実際に取り寄せて、それを釣行の際には常に持ち歩くようにしたいと思います。
北海道フィッシングルールは、ネットで見られる他、実費はかかりますが郵送で送ってくれるようですよ。
問い合わせ先(北海道庁)
〒060-8588
札幌市中央区北3条西6丁目
北海道水産林務部水産局漁業管理課サケマス・遊漁内水面グループ
TEL 011-204-5485(直通)
担当者の方は、非常に丁寧にお話ししてくださいます。気さくな方ですよ^^
ですので気軽に連絡されてみてはいかがでしょうか?
繋がらないことが結構あるのが玉に瑕ですが(汗)
※ヤマメの解禁に関して追記です。
・解禁6月1日~3月31日 内水面規則対象外の河川及び湖沼
石狩、後志、檜山、渡島、胆振、空知、上川管内の内水面
詳しくは、北海道でヤマメ釣りが6月1日に解禁になる場所はここだ!に書いていますので、こちらも参考にして下さいね。
・解禁7月1日~4月30日 内水面規則対象外の河川及び湖沼
日高、十勝、釧路、根室、オホーツク、宗谷、留萌管内の内水面
どちらにしてもこの期間以外は道内全域すべての河川でのヤマメ釣りが禁止と言うことですね。他の魚(サケ・マスは完全禁止)に関しては大丈夫です。
また、漁協のある場所もありますので注意が必要です。この辺は、『北海道のフィッシングルール』に譲ります。
※マスとは、一般的にサクラマス、カラフトマス、ベニマス、ギンマス、マスノスケのことを言います。もしこれらがかかってしまった場合、すぐにリリースしてあげて欲しいとの事です。
例外として、忠類川・浜益川は、有効利用調査という名目で一定期間だけサケの釣りを許可している場合もあります。
また、湖で成長したサクラマスなどは対象外となります。
一応、ここでは、一般的に呼ばれているヤマメと表記してありますが、北海道ではヤマメ=ヤマベと言われます。別な魚として混同されませぬようよろしくお願いします。
禁漁河川で釣りをしてブログに写真を残している方達もいますが、明らかに犯罪なんですよ。その辺はきちんと理解をしましょう。
一応、道庁の担当の方もそれとはっきりわかれば、写真の削除要請、そして注意をされていると仰っていました。
このことを知った私たちは、きちんとルールやマナーを守って楽しい釣りをしていきましょう。
これは、北海道だけに限らず日本全国、いや世界でも言えることですよね。
大切な資源を守って、子孫に残せるものでありたいものです。
昔から見ると、本当に魚は減っています。イトウのようにすべての魚が絶滅危惧種に指定されないように…。
渓流釣り北海道120河川ガイド(続) [ 塩田彦隆 ] |
魚の子孫を絶やさないために
今は、市や道などの有志の方達が放流活動を行って一生懸命魚たちを残す事を考えられています。魚道なども整備されています。
釣った魚は、基本持ち帰るのではなく小さなものだけでもリリースしませんか?
また来年に大きくなった魚が釣れたらより楽しいじゃないですか!
そして、これからの私たちの子供達のためにも、ずっと魚を残していく道を考えて行きませんか?
私はと言うか、フライフィッシャーやルアーフィッシャーであれば、キャッチ&リリースが基本の釣りとなっていると思います。
それぞれの考え方があるかとは思いますが、ぜひ、大切な生態系を守る意味でもルールやマナーは守るようにしていきましょう。
ルールやマナーを守ってこその釣りですよ~
あっ!
ゴミも持ち帰るのも忘れずにしましょう。
特にライン(テグス)などは、鳥が絡まって動けなくなり死んでいる姿も確認されたりしているので本当に注意が必要です。
私もゴミ袋は、いつも持参しています。
そして、その辺に落ちて居るゴミもなるべく拾って帰ってくるようにしています。
釣場をいつまでも綺麗に、そして釣れる場所であるようにしておきたいですね。
それと…
北海道では、雪のためなかなか竿を出せない中、12月に入ってから解禁になる場所もあります。
冬は、ぜひ大きなサクラマスやチップを^^