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カゲロウの生態はどうなってるの?

2014年12月14日

フライフィッシングで、気にする水生昆虫の種類は、4種類と水生昆虫の生態はどうなってるの?で話しましたね。その4種類の生態に関してひとつずつ見て行きましょう。この記事では、カゲロウを…。

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カゲロウの生態

では、カゲロウの生態を見て行きましょう。

カゲロウにも種類があるんですが?
知ってました?

何十種類とあるんですね。
私は、このブログを書くようになってから、そんなにたくさんの種類があるのだと知りました(汗)

ここでは、それだけたくさんある中での個体別ではなくて、カゲロウ全体でのお話をさせていただきますね。

カゲロウは種類によって羽化期が異なります

カゲロウ=メイフライ、このメイフライのメイは英語の MAY(5月)の事を表しています。5月になると活発にハッチをするようになるので、この名前がついたんだとか…。

でも実際には、このメイフライは、3月頃から10月頃まで、地域や種類によっても違いますが、かなり活発なハッチがあります。また羽化期も種類によってずいぶんと違っているんですよ。

シーズン初期の3月頃は、ハッチするのは、1センチにも満たない小さなサイズの種類が中心です。でもこれが5月や6月の盛期になるとサイズの大きな種類が羽化をし始めます。そして、また、9月頃になると小さなサイズの種類が中心となったりします。

このカゲロウの中には、短期間に集中して羽化してしまうものもいれば、4〜10月まで長い期間に渡って羽化をし続ける種類もいたりします。

他にも、年に2回、春と秋に羽化期を持つものもいます。

カゲロウの羽化方法は3つ

カゲロウの羽化方法は、基本的に3つあって、種類によってそれぞれ羽化方法が決まっているんです。

その3つの羽化方法をちょっと紹介していきますね。

1.水面で羽化するタイプ

このタイプの幼虫は、羽化期になると水底の石などから離れて水面まで浮き上がってきて、水面で脱皮を行うタイプですね。モンカゲロウ科、マダラカゲロウ科、コカゲロウ科の数種類がこの方法をとります。

2.水中で羽化するタイプ

このタイプの幼虫は、水中の石の上などで、すでに脱皮を完了してたりします。

その状態をダン(亜成虫)と呼ぶのですが、このダンの状態で一気に水面まで泳ぎ上がるタイプになります。

種類としては、ヒラタカゲロウ科が代表的で、他にもマダラカゲロウ科やコカゲロウ科にもこの方法を取るものがいます。

3.陸上で羽化するタイプ

このタイプの幼虫は、水辺の岩や樹木などに這い上がって羽化するタイプです。

代表種としては、フタオカゲロウ科、チラカゲロウ科があります。
また、コカゲロウ科やモンカゲロウ科にもこの方法を取る種類があります。

ちなみに以前まで、全ての種類のモンカゲロウ科が1の水面で羽化するタイプだとみなされていましたが、のちの研究によって、フタスジモンカゲロウという種類に関してだけは、3のタイプの陸上で羽化するタイプであることがわかって陸上で羽化するタイプと改めて設定されたみたいですね。

カゲロウの幼虫時代の生活スタイルは4つのタイプに分かれる

カゲロウは、実は種類によって幼虫時代の生活方法も異なるんです。
そして、それぞれ生息環境も異なっていますので、スタイルもかなり異なっていたりします。

では、その辺の違いを少し見て行きましょう。

1.バローワー(BURROWER)

このバローワーは、穏やかな流れの砂底などに穴をほって生活しているタイプですね。

モンカゲロウがこのタイプになります。体型は陸地に生息するオケラに似ているんですが、このオケラ…、私は子供の頃なぜだか、蟻地獄と呼んでいました(汗)たぶん、砂地のへこみで見つけたからだと思います。

2.クリンガー(CLINGER)

このクリンガーは、流れのかなり早い場所の石の表面に張り付くようにして生活しています。

クリンガーの形は、流れに逆らわないように、全体が扁平になっています。
種類としては、主にヒラタカゲロウやタニガワカゲロウが代表種として挙げられます。

3.クローラー(CRAWLER)

このクローラーは、別名で SPRAWLER とも呼ばれていて、這いずるとか寝そべるなどという意味があるんですが、比較的穏やかな流れの石の上を這いずりまわって生活しています。

全体的にずんぐりしたスタイルで、たまーに体を屈伸させながら上下運動をして泳ぎます。
この代表種として、マダラカゲロウがあります。

4.スイマー(SWIMMER)

これは、名前からもわかるように、かなり活発に水中を泳ぎまわるタイプです。

体型も泳ぎやすいように流線型をしています。通常は、クリンガーのように石などに張り付いていますが、こと移動時になると巧みに泳ぎまわります。

これらの代表種として、コカゲロウやフタオカゲロウ、チラカゲロウがあります。

以上、簡単にカゲロウの生態を見てきました。

ちなみにトビケラの生態に関しても紹介しています。

何か、参考になれば幸いです。

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