/** **/

※本ページはプロモーションが含まれています

アマゴが外来魚!?渓流の生態系が崩される密放流!

2015年5月7日

昔は、密放流と言えば、ブラックバスやブルーギルなどが主でした
まあ、他にもペットとして飼っていたものを密放流なんて話題も多かったですけど…。

今度は、なんとアマゴが密放流されていたとか…

スポンサーリンク

アマゴが外来魚と呼ばれる

アマゴが外来魚と呼ばれる、そんな話しはあまり聞いたことがありませんが…。

実際に起こっているので、その話題を少し書いてみようかと思います。

イワナの数が減少

場所は、滋賀県高島市マキノ町の知内川上流
本来は、そこにはイワナしか生息していない場所

でも、なぜかイワナとアマゴの交雑種とアマゴが多数泳いでいる。
そして、本当はそこにたくさん泳いでいないといけないイワナが数少ない

そんな場所になってきているようです。

なぜ、そうなってしまったのか…。
簡単なことですね。

人間の手によるものですね。
アマゴの密放流が行われたから…

アマゴが釣りたかったのか、そこの川をより多くの魚で満たして人を喜ばせたかったのかは定かではありません。

ただ、そこには、元々はアマゴがいなかった。
それが問題になっているのですね。

これからも、こんな問題が出てくると思います。
そして、実際に今もどこかしらで同じような事が、起きているのではないでしょうか?

アマゴは、イワナよりも一般的に強い魚です。
強い魚を入れれば、必然的に弱い魚が押しやられます。

ここ滋賀県高島市マキノ町知内川上流でもそうです。
滋賀県の水産試験場の職員が調査目的でイワナを捕ろうとしたんですが、なんとそこでイワナとアマゴの交雑種2匹、それとアマゴが14匹見つかりました。

いるはずもないアマゴがいたことに、職員もビックリ!

約10年前に同じ場所で実施した調査の際には、イワナが73匹も捕れたんだとか…

まあ、こればかりは、自然のことなのでなんとも言えませんが、昨年の6月に調査を実施した時には、たったの13匹だけだったそうです

試験場は、イワナとアマゴが同じ生息域で競合したために、イワナの個体数自体が減少した可能性があると結論づけたそうです。

まあ早く言うと、イワナがアマゴに食べられてしまったかも?しれないと言う事みたいです。
で、試験場では、このままだとイワナがいなくなると判断したのでしょうね。
昨年の6月~10月にかけて、荒療治を行ったようです

ちょっと私的には、どうかな?
と思う部分もあるのですが…。

水中に電気を流して、魚を気絶させて捕獲する、電気ショッカーボートを使ってアマゴ約30匹を外来魚として駆除したそうです…

今年、昨年きちんと駆除できたか、また知内川上流を調べて判断するようですよ。

完全に駆除出来てなければ、また、電気ショックなんでしょうかね…。

在来魚である、イワナにも負担が掛かると思うのですが…。
いかがなものでしょう?

まあ電気ショックと言っても、魚の負担を考えて、そんなに強力なものを使わないと思いますが…。実情が分からないので、なんとも言えませんね。

増える密放流?

今回の知内川上流で見つかったアマゴの中には、胸びれが擦れて破損している個体がいたために、狭い養殖場で育った養殖魚だと試験場では、みているらしいです

放流場所に関しても、誰でもが立ち入りが出来る場所だったので、自分だけの釣りスポットを作るために、誰かが養殖のアマゴを密放流したのではないか?
と予測しているそうです。

私もできるのであれば、そんな桃源郷を作ってみたいですね。
でも、作ったところで、人が入れる場所であれば、すぐに知られて他人が先に釣っちゃいそうです。

まあ私は、絶対にしませんけど…。
自然の形態を崩すのは、やはり良くないです

密放流と言えば、冒頭でも挙げましたが、ブラックバスやブルーギルが一番名前が挙がりますよね。

滋賀県の琵琶湖でも酷かったようですね。
全国的にブラックバス釣りが、流行った時期がありました。
その時に、いろいろなところで大漁に持ち込まれた場所も多かったようです。

でも、今は?
どうなんでしょうね?

統計のようなものを見たことがないので、ちょっとなんとも言えません。

ただ、ブラックバス、そしてブルーギルの密放流を禁止する規則が作られていると思いますので、昔ほどは多くないと思いますし、それに今は、どこに行ってもブラックバスが釣れるので、密放流する必要もないのではないかと…

最近、外来魚の回収ボックスと言うものが、設置されるところが多くなったように思います。

また、ブラックバスなどを釣り上げた際には、リリース禁止と言うところも…。

それと、過去にはここ知内川とは、逆でイワナを放流されてアマゴを食べちゃうと言うことが、山梨県であったそうです

それでイワナの駆除を行ったんだとか…。
今では、イワナ、アマゴ、ヤマメなどを放流する際には、申請を義務づけだそうです。

たぶん、知られていないだけで、他にもいろいろあるのだと思います。

密放流している本人は、悪気があってしているわけでは、ないと思うのですが…。

自然界の生育形態を壊す。
と言うことだけは、理解した方が良いようですね。

今では、ニジマスなんかは、普通に北海道でも自然繁殖して泳いでいますが、この魚も本来は、外来種ですものね。

でも、今はきちんと棲み分けが出来ているので、大きな問題にはなっていませんけれどね。

で、話しを元に戻しますが(汗)

この問題、まだ先が長くなりそうですね

アマゴなどの放流を規制するには、漁業調整規則を変えないといけなくて、時間もかかって大がかりなことから、今は、釣りをする人達に看板などを通して、密放流をしないよう呼びかけるしかないと言っています

少しでも、こういう問題がなくなるといいですね。
道理の問題でもあるわけですから…。

各自が気を付けるようにしましょう

スポンサーリンク