那珂川ヤマメの2015年試験放流!かかし作戦!
那珂川北部漁協では、4月9日那珂川に4500匹のヤマメを放流しました。
こちらは、万匹ではなく千単位ですが…。
これって、ヤマメ釣りの人達のためのものでもあるのですが、またある意味違うとも言えるのですね。
意味が分かりませんよね(汗)
那珂川にヤマメ新規スポット開拓
実は、稚アユの保護のための措置なんだとか…。
要するに人間が、案山子の役目を果たすのが目的みたいですね。
と言うのも、那珂川では6月1日からアユ釣りが解禁になるのですが、その稚アユの放流を行っても、天敵のカワウがドッと押し寄せて、次から次に食べていくと言う状態が、ここ10年ほど続いているのだとか…。
これは、自然のことなのでやっかいですよね。
カワウも生きて行かなければなりませんからね。
私の家の前の道路を挟んですぐのところの川にもカワウやってきます。
私はそこでは、一度も竿を出したことはありませんが…(汗)
何の魚を食べているのでしょうね。
橋の上から見ると、よく大きな鯉が連なって泳いでいるのを見かけますが、いろんな魚がいそうです。
少年がルアーで大きな鯉を釣っている姿は見たことがありますが、フライを振っている姿を見かけたことは、さすがに今までなかったですね。
上流にいけば、ありますけど…。
と言っても私が(汗)
その川、川幅20メートルくらいあります。
水深も結構深いんですよね。
浅ければ、立ち込んで釣りも出来るのでしょうが…。
深い場所は私には、ちょっと無理ですね。
いまでさえ、渓流のちょっと流れの早いところになると、結構きついですからね。
深場には、あまり良い想い出がないですw
で、人間が案山子の役目のお話しでしたね。
稚アユの天敵カワウがV字編隊を組んで飛来してくる
6月1日の解禁までに、那珂川ではアユ釣りの解禁の前に、稚アユの放流を60万匹ほど行う予定みたいですが、それを次から次と食べられたら漁協も堪ったものではありませんよね。
アユ釣りの人達も困ってしまう…。
このカワウ、10~50羽ほどのV字編隊を組んで飛来してくるんだそうです。
そして一斉に川に降下して、稚アユを補食するんだとか。
3~5月の繁殖期には、1羽あたり稚アユを90匹ほど、食べられるらしいです。
90匹×50羽=4,500匹
これが毎日続いたら…。
4,500匹×30日=135,000匹
う~~ん…。
これは、半端ない数字です。
60万匹なんて、すぐそこ。
そんな状態が10年間。
なので、那珂川北部漁協では、他漁協と協力して、カワウ対策を花火による追い払いや、猟友会に有害駆除依頼をするなどと、いろいろと行ってきたのですが、追いつかないのが現状らしいです。
人間案山子作戦
そこで、今回の案山子作戦。
カワウは人を嫌う習性があるので、そこに着目した対策ですね。
アユは禁漁でも、ヤマメは解禁。
このヤマメの放流によって、ヤマメ釣りの新たなスポットとして、人を増やして多くの人達に那珂川に入ってもらって、カワウを那珂川に寄せ付けない、そんな環境作りを目指しているそうです。
ヤマメ釣りの人達にとっては、嬉しい限りですね。
でも、4,500匹は少ないかもしれないと思うのは私だけでしょうか?
もう最近は、トン単位の放流話しばかりを聞いているので…。
そんな気がするのかもしれませんね。
で、放流された区間ですが…。
黒羽向町の高岩大橋下~佐良土のなかがわ水遊園付近までの約11キロに渡って、11箇所でヤマメを放流したそうです。
ヤマメ釣りの人にとっては、今がチャンスかもしれませんね。
ぜひ、案山子役になってあげましょう。
そして、ヤマメをたくさん釣ってさしあげましょう^^