/** **/フライを食いに来てもフッキングしない!対処法は? | 初心者のためのフライフィッシング入門ガイド

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フライを食いに来てもフッキングしない!対処法は?

2015年3月8日

フライにアタックがあっても結局は、フッキングまでに至らない時って多々ありますよね。

それがずっと続くと、モチベーションがグンと下がっちゃいます。
でも、その原因を探って、意図的にフッキングさせることが出来たら…

釣果がものすごく変わってくると思うんですけど。
ちょっとその辺に関して書いてみようかと思います。

でも、意図的には無理だろうなぁ~と思う私。

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アタックしてきてもフッキングしない!なぜ!?

フライフィッシングで狙う魚の餌の捕らえ方にも関係してくるのですが、フライにバシャッとアタックがあってもフッキングしないといったときは、単に魚がフライを食い損なったと言った場合がほとんどですね

もし、フライを餌ではないと判断したのならば、フライの直前でUターンするはずです
これは、警戒心を与えてしまった場合にも言える事ですね。

そんな時は、必ずと言っていいほど、水面を割ってアタックすることなどはありません。
ただし、見破っていて「ふざけるなよ!」と尾っぽでバシャッと叩くことはあるかもしれませんが…^^

それと合わせに関してですが、どちらかと言うと、私も含め皆さんも早合わせをしている方が、多いのかなと思ったりしています。

ちょっと遅いかなと言うくらいの合わせ方で、なんだかちょうど良いような、そんな気がします

この合わせ。
実はこれ自体は、意識的に合わせることをしなくても釣れるんですね。向こう合わせと呼ばれるものですが、これくらいでちょうど良いのだと思います。

フッキングしない4つの原因

ここでは、水面を割ってアタックがあったけれどもフッキングしない。
その原因に関して、4つほど書いてみますね

補食体勢に無理があった場合

早い流れの瀬などで良くあるケースですよね。
フライを落とす地点が、魚の定置している位置にあまりにも近すぎたために、魚が補食体勢を取れないまま、慌ててフライにアタックした結果失敗した場合です

魚が本当に焦ったのが分かるくらいに、派手な出方をします。

この対処方法としては、その魚がアタックして出た場所よりも、だいぶ上流部分にフライを落とすようにすれば、魚に十分余裕を与えることが出来るでしょうから、今度は間違いなくフッキングするはずです。

また、もう一つの考えられるケースとして、魚自身の補食レンジから外れているにも関わらず、流れるフライを見つけて無理をして追いかけてきた場合ですね

これは、イワナにはあまりないですが、ヤマメは補食レンジが相当広いので、わりあい多く見受けられます。

これに関しての対処方法は、フライを流すレーンを変えるしか対処方法はありません。ですが、この場合は、実際には再度のアタックは望めませんので、アタックしたレーンを再度流しても出てこない場合は、諦めることも必要ですね。

フライにドラッグが掛かっている

これもフライを流していると、比較的多いのですが、フライが水面を滑降するドラッグの場合に食い損なうことが多いですね。これは、見ていると結構な割合で分かります。

これの最も簡単で手っ取り早い対処方法は、ドラッグが掛からないように、自分のポジションやアプローチする方法を変えることです

それか、フライをドラッグヘッジ機能の高いタイプに変える。または、フライをサイズの大きいものに変えるのもひとつの方法ではあります。

一般渓流では、少しくらいのV字ドラッグに関しては、そんなに気にすることはないです
それよりも安定性の方が求められます。

なのであまり神経質にならないようにしましょう。

魚の活性がそんなに高くない

こればっかりは、私たちにはどうすることもできませんね。
と思うのですが、敢えて高くすることも…。

水温が低下している時って、人間も寒さで辛いですが、魚も同じみたいですね。
そんな時は活性がいまいちです。

でも、食欲はある魚はいるもので、多少渋り気味で軽くアタックしてくることがあったりします。

この場合は、水面を割ることって少ないです。
どちらかと言うと、ボソッとした感じのアタックになります。

この時は、水面に高く浮いているフライは、吸い込みづらいので、ほんの少しでも沈めた方が絶対に有利になります

魚のサイズがすごく小さい場合

まあ15センチ以下の幼魚は狙うべきではありませんが、掛かってしまうときもあります。
そんな時は、やさしくまた川に放してあげましょう。

小さなサイズの魚は、経験不足なのかフライを吸い込むのが、とても下手なようです。
それでも必死に食らいついて来るんですよ^^

前に本当に沢川。と言っても川幅が50センチに満たないくらいの川にヤマメの新子が沢山いて、そこで#14くらいのフライを流してやったんですけど、警戒心もなく、次から次とフライめがけてピチャピチャと^^

かわいかったです。で、釣れてしまったので慌てて放してあげたことがありました(汗)

ピチャッと言うアタックは、おチビちゃんの証拠ですから、そこを攻めるのはやめましょう。
ホントにほとんどがおチビちゃんなので…。

もし、良型が潜んでいたならば、おチビちゃん達は、そこにはいません。
まず、先に良型のヤマメなりイワナなり、ニジマスがアタックしてきます。

そこに潜んでいれば、絶対的に強くて大きな個体が優先的にアタックしてくるのが普通だからです

フライの直前でUターン!なぜ?

フライの直前まで来て、魚がUターンなんて珍しいことではありませんね。
私も随分と経験しました。

その原因と対処方法について見ていきましょう。

フライの直前でのUターンには2つの原因がある

魚がフライの直前でUターンをしてしまう場合は、フライやティペットに対しての違和感を感じている場合がほとんどです

フライの直前でのUターン現象
これは、流れの早いエリアでは、ほとんどないと言ってもいいかもしれません。
どちらかと言うとトロ場やプール、そしてカガミ状のエリアでこの現象が起こることが多いです

これらの場所は、どれも流れが緩やかで、水深もあって、それでいて水面がフラットな場所が多いです。
魚のアタックもゆったりとしています。

こんな場所では、魚もフライを確認する余裕もあるので、Uターンもできるんですね。
先に説明した流れの早い場所では、魚にとってもそんな余裕すらない場合の方が結構多いですから…。

Uターン現象の原因は、主に2つ
ドラッグによる違和感、それとフライ自体が偽物であると魚に見抜かれている場合ですね

では、この2つに関して少し見ていきましょう。

ドラッグが掛かっている場合

これは、主にV字ドラッグが掛かった状態です
水面がフラットな分、早い流れとは違って、やはり余計に目立つのでしょうね。

直前まで魚が来ればまだしも…。
全く無反応の場合は、水中から完全に見切っていることが多いです。

それとティペットの存在は、違和感の対象になる場合もありますが、ドラッグによって生じるティペットの波紋は、フライのV字波紋以上のものがあります。

これの対処法としては、やはりティペットをできる限り、細く長くして、そして自分のスタンスとかアプローチ方法も変えて対処ですね

何事も基本に戻れです!

ラインを出来るだけ短くして、体勢を低くして魚に気づかれないように接近して、ダウンクロスで狙うなど…

これだけでも、ティペットの存在は、目立たずに、そしてドラッグも防げます。
まあ、ティペットを長くすればするだけ、トラブルも多くなるのですが、こればかりは、もう練習しかありませんね。

確実に1匹を釣るためです。練習しましょう^^

フライが見抜かれている場合

フライは、やっぱり疑似餌だと言うことを、自分でも認識しておかなければいけません。
やはり本物ではなく偽物です。

このフライが、魚に見抜かれる要素。いろいろとあります。
フックポイントが魚に違和感を与えることもありますし、あの厚いハックルや硬そうなボディ。
それらが見抜かれることも多いと思います

これらの対処方法としては、フライの浮かせかたを変えるか、フライをチェンジですね
それと全く違うスタイルやカラーのものに変えるなどで試してみると良いと思います。

浮かせ方で言えば、やっぱりこれも基本なんですが、フロータントを十分に付けて、しっかりと浮かせてやる。高く浮かせてやることだけで、その分、シルエットが曖昧になりますからね。
だから良い意味でごまかしが効きます。

カラーやサイズに関しては、その時期、そしてそのエリアで飛んでいる水生昆虫を意識するにこしたことはありませんよね。
それを狙って魚が補食するのですから…。

アタックに失敗して再度アタックがない場合は?

今まで挙げた、対処方法を試しても、再度アタックがない場合には、原因がいくつか考えられます。

先ずは、一番最初のアタックでほんのちょっとでもフッキングしていたか、またはアタックの際に、ティペットやフライが魚の体に触れていた場合

他に考えられるのは、アタックした瞬間に自分の姿を魚に知られてしまった、そんな場合もあると思います

大きく水面を割って出た場合、だいたいの人が大きく合わせを行いますが、このアクションの大きさとラインの動きは警戒心を与えるのに十分ですね。

それとヤマメの場合は、再アタックをしないことが多くあります。
これは、先に挙げた理由に加えて、アタックした後、最初の付き場に戻っていないことが考えられます

ヤマメって補食に成功しようと、しまいと、そのまま突っ切って別の付き場に移ることが多いんですね
特に流れの早いところだと尚更だと思います。
そしてその動きは非常に機敏です。

なので、数回流しても再度アタックがない場合は、潔く諦めることも必要ですね

出てこないものは、出てこない…。

それよりも、次の場所で、新しい魚を狙った方が絶対に良いと思います。

でも、ただの一投だけで諦めちゃダメですよ。
それは、あまりにももったいなさ過ぎです。

数投しても出てこない場合に限ります。

あるときには、潔さも必要です。

簡単に、アタックがあってもフッキングしない場合の対処法に関して書いてきました。

何か参考になれば幸いです^^

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