五ヶ瀬川で鮎激減!昨年の5分の1??
全国的に有名で多くの釣り人が集まる、鮎釣りの名所。
ここ五ヶ瀬川で、今年は鮎の遡上が激減という異変が起きています。
原因が分かっていないそうな…。
これからが鮎釣りのシーズン、どう対処していくのでしょうか?
五ヶ瀬川の鮎激減
冒頭にも書きましたが、全国から鮎釣りで多数の人が集まる五ヶ瀬川。
ここで今年は、異常事態が発生しているらしいです。
簡単に言えば…
「釣れなくなった」
昨年の場合、前年比で言うと約5分の1に減ったとのこと。
この数字は、県などが堰(せき)で毎年鮎の遡上数を計測している数字なので間違いない数字ですね。
県、五ヶ瀬川の場合、宮崎県ですね。
それと市、延岡市になるのでしょうか?
その県と市が毎年4月と5月に鮎の遡上調査を行っています。
場所は、海岸から約11キロ上流の岩熊井堰に設けた魚道。
そこで、調査を行った結果。
2013年は、6万1908匹だったのが、昨年の2014年は、その約5分の1の1万2804匹と激減していたらしいです。
5分の1だなんて、ホントにあり得ない感じですね。
それは、釣れなくなったと感じる訳ですよ。
だってね。
魚が、そこにいないのだから…。
鮎が減っている理由
もちろん、鮎が減っている理由はあるとは、思うのですが、今は、まだはっきりと限定できていないそうです。
ただ、延岡五ヶ瀬川漁協の組合長さんは、海産稚アユ漁が原因では?
としているのだとか。
この海産稚アユ漁は、川に遡上しようとする稚アユを河口付近で捕獲する漁。
養殖業の振興目的に1962年から始まったようですね。1962年からですから、もう約53年間続いているわけですけど…。
毎年2月前後に行っているのだとか。
この海産稚アユ漁は、県の許可制になっていて、1994年までは、養殖業者等の要望を聞き入れて漁獲量を決めていたらしいんですが、鮎自体が少なくなってきている傾向にあるので、今では、魚の資源としての状況を勘案するようになったみたいですね。
そして、現在では都農町以北沿岸に限って、この海産稚アユ漁を許可しているみたいです。
また漁獲量も2010年からは、1600キロ以内に制限するようになったのだとか。
まあ当然と言えば、当然ですよね。一応、努力改善はされているようです。
鮎が採れなくなったらどちらにしても死活問題ですからね。
でも、延岡五ヶ瀬川漁協の組合長さんは、河口で採れば遡上する数が減るのは当たり前と言っているんですね。
まあ、これも確かに当然の言い分ですよね。
川に上がってくる前に採ってしまえば、当然遡上する数も減る…。
自然の理ですよね。
しか~し、海産稚アユ漁で採れる稚アユ自体の数も減少しているのだとか…。
実際、昨年の2014年は、700キロ採れたものが、今年は半分以下の300キロまで減っているそうです。
鶏が先か卵が先か…。
いろいろと問題があるようですが、内水面業者さん、海水面業者さん、アユ養殖業者さんなどに頑張って頂くしかないですね~。
全ての人達が同じように利益を上げるのは、難しいのでしょうけれど…。
でも、ここは、踏ん張って頂きたいところです。
今年2015年は、昨年以上の釣果が期待できますように…。