障がい者の方も釣りを楽しんで!旭市で釣り体験教室!
千葉県の旭市で新しい試みが行われました。
障がい者の方に釣りを楽しんでもらうにはどうすれば良いかをテーマにした、釣り体験教室ツアーが開催されました。
こういった試みは、嬉しいですね。
障がい者の方にも釣りを楽しんで欲しい!
今回は、日本釣振興会千葉県支部主催で障がい者支援のリハビリケアを行っているボランティア団体の和希楽会さんが主体となって行ったそうです。
和希楽会さんには、医師やボランティアスタッフがいて、一緒に参加されました。
後援は、千葉市です。
市内の釣りに関係する、いろいろなところを見学されて、実際に釣り体験もされたようです。
障がい者側の目線に立って
飯岡漁協では、日本釣振興会千葉県支部のボランティアスタッフが実際に、障がい者の方側の体験をして、車止めがある堤防入り口から堤防までを車いすに乗ってみたそうです。
そしたら、そこにたどり着くまでが一苦労と言うことがわかり、いろいろと意見交換もされたようです。
車いすでも船釣りは出来る?
船宿へ実際に出向き、船宿のご主人へいろいろと質問攻め^^
- 船に車イスで乗ることは出来るのか?
- 車イスを固定することは可能なのか?
- 釣り座に体を安定させるイスの用意は?
などと、障害者目線での質問がこのほかにもたくさん…。
それに対して、船宿のご主人(幸丸の若女将)からも、沢山のアイデアも出てきて今後の対応にも活かされるかもしれませんね。
長熊釣り堀センターで実釣体験
日本釣振興会千葉県支部のボランティアスタッフと障がい者の方とのヘラブナ釣り体験が行われました。
結構、ほのぼのとする光景だったようです。
竿を振るたびに、さまざまなことが起こったみたいですね。
ヘラブナのエサは、練りエサとうどんを使うのですが…。
一投目。
いきなり練りエサが取れちゃったり、自分の服を釣ったりと…。
最初の1時間は、大分そんなこんなで苦戦を強いられたようです。
でも、インストラクターの人達の指導のおかげで竿を振る内に少しずつ慣れてきて、当たりが…。
ヘラブナ釣りって待ちの勝負ですからね。
それにご存じの人は、私よりもずっと詳しいと思いますが、ヘラブナ用の浮きって特殊なんです。
こんな感じのですね。
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高いものだと、この浮きのように手作りで、数万円とかが結構あります(汗)
竿もフライロッドなんて目じゃないくらい、高いものは高かったりするようです。
皆さん、ちょっとしたコツを掴んでどんどんと釣り上げていったようですよ。
車イスで体験していた、お一人の方も、面白いと言ってくれたようです。そして、コレなら車イスでも出来ると思うと…。
良かったです。
ルアーもたぶん、慣れれば出来ると思います。
フライフィッシングは、ちょっとコツを掴むまで時間が掛かるかもしれませんね。
でも、できないことは無いと思います。
今回の釣り体験教室ツアーを通して、遊漁船に関しては、まだまだ安全面で課題が浮き彫りになったようですが…。
堤防や釣り堀に関しては、障がい者の方でも十分に楽しめることが分かりました。
そして、その障がい者の方々を支えるリハビリケアのボランティアスタッフが、一緒に楽しむ事が出来れば、より安心ですね。
この教室の発案者である、小倉さつきさんと言うのですが、「釣りの楽しさをぜひ皆さんに伝えたい」と自身もヘラブナを釣り上げて、大喜びで話していたそうです。
出典元:ちばとぴ
こうやって、出来ないと思っていたことがひとつずつ出来る事って、健常者であっても嬉しいことです。
そんな楽しみを、分け隔て無く楽しむ事が出来るって素敵ですよね!
私もそんなボランティア活動にいつか機会があれば、協力してみたいですね。